そもそも建て替えとは?
建て替えとは、既に建てた住宅部分を解体・撤去し新たに住宅を建てることです。
全面的な建て替えのほか、一部を建て替える場合もあります。
建て替えは、解体費や仮住まいの手配などの費用がかかる一方、土地購入の費用が発生しないため、その分建築費を新築よりも多めにかける方が多いです。
建て替えの場合は一から新しい住宅を建築するため、今の家族が求める住まいの形を「これからの基準」で全く新たに検討することができます。 したがって、建て替えとリフォームでは、その自由度に大きな違いがあります。
建て替えの理由
では、どんな時に建て替えを検討する方が多いのでしょう?
-
昔に建てた家なので、最新基準の耐震性があるか心配
-
歳をとったので、階段や段差が辛い
-
建物にヒビが入っていたり、雨漏りしていて、家の老朽化が心配
-
水まわりや、部屋の作りが古いので住みづらい
-
親の土地に新たに二世帯住宅を建築し、三世代で同居したい
-
思い描くこだわりのマイホームを実現したい
建て替えの流れ
建て替えに際しては、お打ち合わせや資金計画、仮住まいのご用意など、お客様が事前に準備していただく内容もございます。ここでは一般的なスケジュールについてご案内いたします。
工事までの準備
-
設計のご相談
今抱えているお悩みや、新しい家で実現したいこと、外観や間取りなど、マイホームに関する色々なご要望をまずはお聞かせください。
-
資金計画とプランニング
まずは建て替えにどれくらいの予算を設けられるか、資金計画を作成いただきます。融資先を検討いただき、月々の返済可能な額などを確認しておきます。
予算が決まりましたら、伴工務店と一緒に工法や間取りなどの基本設計を立てていきましょう。 -
お見積りとご契約
建物の形など概要が決まりましたら設計図とお見積りを作成させていただきます。お見積りで、建て替え前の解体工事や新しい家を建てる費用などそれぞれの額をご提示させていただきます。内容をご承認いただきましたら正式にご契約となります。
-
仮住まいへの引っ越し
工事期間中の数カ月お住まいいただく仮住まいを事前にお探しいただき、工事開始日前までにお引越しをしていただきます。賃貸の場合、短期間で借りられる物件は少ないため、早めに探していただくことをおすすめします。
解体工事
-
解体工事
解体工事中は、騒音など近所にご迷惑をかけますので事前にご挨拶に伺います。その後電気・ガス・水道などのライフラインの停止を行い、安全や騒音、粉塵への配慮をしながら解体工事を進めます。
-
撤去
建物の基礎や土間コンクリート、ブロック塀や庭木・庭石など建物以外のものも撤去していきます。
-
整地
撤去が完了したら、基礎工事を行い、土地を平らにします。
建て替え
-
新しい家に建て替え
基礎工事後、構造材で建物の骨組みを作り、配管・配線の工事、室内の建具や雨戸の取り付け、内装・外装工事と進めていきます。理想の家の完成を目指し、お客様それぞれのご希望や時代のニーズに応えた住宅になるよう、伴工務店が工事をさせていただきます。
キッチンや照明などの設備機器を設置し、門扉や駐車場など家のまわりの外構工事が最後となります。 -
お引き渡し
ついにお客様と新居のご対面です。電気・ガス・水道などのライフラインの準備を行った後、設備機器などのご説明をさせていただきます。
リフォームと迷っている方もご相談ください
リフォームと建て替え、どちらにすべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
実は建て替えは全ての家で行えるわけではなく、「建築基準法で定められた幅員(幅)4m以上の道路に2m以上接した土地でなければ、原則として建て替えができない」など、さまざまな制約があります。建て替えによってどんなお悩みを解消したいのか、また現在のお家の状態などから建て替えが必要なのか、伴工務店がアドバイスをさせていただきます。是非一度ご相談ください。
リフォームと建て替えの比較
-
建て替え
メリット- 間取りや設備など希望通りに設計できる
- リフォームよりも多額のローンを組めることが多い
- コストが割高になりやすい
- 工期は長めになる
- 不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税などの税金がかかる
- 法律による制限で建て替えができない場合がある
-
リフォーム
メリット- 比較的低コストで工事ができる
- 工期は短め
- 必要な部分のみの改修(数年おきの改修)が可能
- 不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税などの税金の軽減ができる
- 建て替えに比べ自由度が少ない
- 設備や内装などにこだわりがある場合、追加費用が必要になることがある
- 劣化が激しい場合には、補修のための費用がそれなりにかかる