空調計画
今年の夏はいよいよ温暖化の影響が顕著に現れたと感じさせる夏になってしまったと感じますよね。何と言っても湿度が高いのがつらいところです。個人的にもこの夏ほどエアコンのありがたさが身に染みた夏はありません。昨今の断熱性の高い住まいでどうなのか・・あくまで計算ですがUa値0.5の家で３０坪程度の大きさの家として外気温３５℃室温を２９℃の状況と仮定すると６畳用のエアコン１台でまかなえます。もちろん、現実は日射・生活熱、そして前述の湿気を除湿するにもエネルギーを必要とするので単純ではありません・・（ちなみに除湿はエアコンの得意分野、除湿器の比ではありません）さらに外気温も３５℃が続くわけでもありませんから計算は複雑でそれ用のソフトでもないと数値としては示せません。さらに、個人差（暑がりか寒がりか、どのような生活スタイル、冬でも薄着か厚着か）、家族の人数や年齢、間取りの違い（オープンか仕切りが多いか・吹抜けの有無）、まで考慮するのは至難の業かと思われます。様々な条件への対応は、いわゆる全館冷暖房設備でも対処できないのでは・・ そこで次善の策としては、小さいエアコンを複数台設置すること。いろいろな設定に柔軟に対応可能になります。間仕切りることが当たり前の個室への設置により個室毎の設定が可能ですし、広いスペースには複数台設置し、負荷により稼働台数を変えることで対処することも可能です。この考えのもう一つの良さは小さいエアコンの方が大きなエアコンよりはるかに性能的に省エネ（カタログで確認できます）で、エアコンの値段も小さいほうが安い（性能を価格で割るとよくわかります）ので買い替える際も断然有利ですよね（しかも壊れたモノだけ変えればよい）。電源だけ最初から用意しておき、必要に応じて増やしていくということも賢いかなあとおもいます。欠点は複数台の入り切りや設定などが面倒くさいことですね。いかがでしょう。
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