エアコンのカビ
最近エアコンのカビについてのご相談が多くなっています。
今年は特に梅雨が長くカビにとってはパラダイス状態でしたよね。
あまりにも条件が悪い年でした。
カビ問題は居住環境に関連することなので私たちの会社でも無視できない問題となっています。
カビはどこにでも漂っておりゼロにすることは不可能なので、いかに増殖を防ぐかがポイントになります。
カビは水分と温度と汚れ（カビのエサ）の条件がそろうと増殖していきます。
これらを抑えることが重要なのですが夏場に冷房を使用することはエアコン内のカビ増殖の条件をあえて満たすことになってしまいます。
エアコン内のカビ発生メカニズムは長くなるので省略しますが、夏場に冷房を使用するとエアコン内のカビは確実に増殖していきます。
でもエアコンに代わる冷房効果を得られるシステムは今のところ存在しません。
ランニングコストや使用手間を度外視すればあるのかもしれませんが・・・
たまに 「 エアコンなしでも快適な住まい 」 のようなうたい文句を見かけることがありますが、ちょっと現実的ではないです。もちろん間取りや構造によっては大きな違いがでますが、日本の夏場では冷房なしは辛いし、熱中症のリスクや暑さで不快な思いを減らすには一番手軽なエアコンをしっかり使っていく計画のほうがいいと考えます。
そこでまず考えたいのはメンテナンスとなります。
ネットで調べると色々出てきますがほぼほぼ正解です。
①こまめなフィルター清掃と目視できる部分の清掃
②ホームセンターなどに売っているエアコンクリーナーの使用
③エアコンクリーニング業者による清掃
④プロによるオーバーホール
大きく分けるとこんな感じでしょうか
①はお金はかかりませんが、②→③→④と金額が上がっていきます。
②はまれに使用上の注意を怠って故障することがあるのと、カビ除去に限界があります
③④は自分で覚えてやっちゃう強者がいますが故障のリスクを考えるとプロに任せるべきかと思います。
だいぶ長くなってきたので今回はこれぐらいにしておきますが、まずはこれらのメンテナンス方法をどのような頻度で組み合わせて行うべきかを考えなければなりません。
ユーザーによって感覚の違いもあるので一概に「これが正解です！」とは言い切れませんがコストバランスを考えてどのレベルで行えば満足できるかです。
上記以外にも季節の変わり目のカビ除去方法だったり、自動お掃除機能付きのエアコンなどはメンテナンスコストも大きく変わることなど、ちょっと書ききれないのでまた次の機会にしたいと思います。
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